【ブリスベン6日AAP】 ゴールドコーストに建設が予定されていたイスラム教礼拝堂のモスクについて、QLD州計画環境裁判所は6日、建物の規模が大きすぎるとして建設を認めないとする判決を言い渡した。建設が実現すれば同地域でアランデル・モスクに続く2か所目のモスクとなるはずだった。
モスクは当初、ゴールドコースト南部カランビン・ウォーターズにある倉庫を改装する予定だったが、地元住民らから建設に反対する何千通もの文書がカウンシルに提出され、約1年半前、カウンシルによって建設案は却下されていた。
建設が予定されていたモスクには、金曜日の夜に行われる礼拝の際に約650人程が集まると予想され、裁判所は、「駐車場の不足により、近隣のビジネスなどに大きな影響が出る恐れがある」と指摘した。建設不支持だった住民の一人は、「好ましくない変化から、我々の素晴らしいコミュニティを守れて喜んでいる」と話した。