【パース6日AAP】 WA州のりんご農家からこのほど、新種「ブラボー」が出荷されることが分かった。WA州のマンジマップで、農業・食品省を中心としたりんご新種開発プログラムによって生まれた新品種で、歯ごたえがしっかりしていて甘いという。
ブラボーを栽培してきたカソッティ氏は、「あまりに美味しくて泣きそうだった」と話した。同氏によると今年の出荷量は少なめだが、来年には生産量も大幅に増加するとしている。またブラボーは栽培と収穫がしやすく、保存や移動にも適していてアザがつきにくいのが特徴だという。
りんご生産業は大きな成長もなく長期にわたる横ばい状態だったため、「ブラボー」の発売は業界全体を潤す待望商品として大きな期待がかかっている。カソッティ氏は、とくにアジア市場に注目しているとした上で、「アジアでは上質かつ安全な食品の需要が高まっている」と話した。