【ACT17日】 オーストラリア国内の8月の失業率は6.8%と、前月の7.5%から改善したことが豪政府統計局(ABS)による最新統計で明らかになった。雇用総数は11万1,000件増加しており、特にパートタイム雇用が7万件増加したことが奏功した。
予想外となった8月の統計となったが、3月以降で雇用件数は41万3,000件増加した一方、失業者数の伸びは20万人にとどまった。連邦政府のモリソン首相は先に、何千人もの人が就職活動を止めただけで、“実際の”失業率はこれよりもっと高いとの懸念を示し、統計はこれをはっきりと示す形となった。
一方、メルボルンでは数百万人が規制の下、職場への出勤などが依然として規制されているVIC州では、失業率が前月の6.8%から7.1%に上昇した。連邦のフライデンバーグ財務相は、中でも州境を開放しているNSW州経済が突出していると感想を述べた。
ソース:news.com.au-Coronavirus: Unexpected drop in unemployment rate but COVID-induced recession could last years