【キャンベラ10日AAP】 ターンブル連邦首相は、次回選挙で再選の際には道路安全に関する報酬の採決機関(RSRT)を廃止すると発表した。RSRTは前労働党政権時代に設立された。
先立って、所有するトラックを運転する個人運送業者らは、RSRTが導入した新たな最低賃金率によって失業の恐れがあると怒りを表していた。
連邦政府は、RSRT制度による安全面での成果は出ていないとして、賃金引上げがドライバーの安全につながるという組合側の主張を退けた。RSRTの既存資金は国内の大型車両監視機関(NHVR)に流用される見通し。政府はまた、7日に有効となった個人トラック運送業者に対する支払い命令について、18日の議会再開時に一時停止させる法案を導入予定。