【NSW18日AAP】 NSW州のベレジクリアン首相は18日午後、連立与党のジョン・バリラロ国民党党首について、精神衛生上の問題を理由に1か月の休みを取ると報告を受けたことを明らかにした。同党首が復職するまでの間、ポール・トゥール副党首が代理を務める。
バリラロ党首はコアラ保護法をめぐり、農家にとって制限がかかるとして反対姿勢を示したことで強い批判を受けていた。同党首は10日、コアラ保護法が破棄されないのであれば、同党13人が無所属議員席に回り、自由党とは票を分けると述べるなど強硬な姿勢を示していた。
ただ、ベレジクリアン首相がコアラ保護法をめぐる姿勢を崩さなかったため、先の強気な発言から24時間が経過しないうちに、バリラロ党首は反対姿勢を翻す結果となった。バリラロ党首に近い関係者は、同党首が今年は山火事や干ばつの救済に追われたほか、一か月前に父親が死去するなど心労が重なったのではないかと話した。
ソース:news.com.au-NSW Nationals leader to take personal leave