政治

銃規制法の強化を NSW

【シドニー10日AAP】   NSW州で銃を大量に所有する住民が増えていることを受けて、より厳しい銃規制法を求める声があがっている。

同州グリーンズ(緑の党)は、銃器ライセンス保持者の郵便番号と貯蔵量を載せたウェブサイトを立ち上げた。最高はニューキャッスル近郊に住む所有者の322丁で、シドニー・モスマン在住の人物も278丁所有する。州全体の登録銃器数は85万丁を超えるという。

州グリーンズのデイビッド・シューブリッジ氏は、犯罪者にとって格好の標的となるとして、「個人の銃がコミュニティにとって真の脅威となる」「5丁以上所有には特別な理由が求められるべきだ」と話した。

銃規制機関(GCA)は、現在の法律下でコミュニティ内の銃器数に規制はないとしたうえで、全国的な銃監査を行うよう連邦政府に求めた。

ジョン・ハワード元連邦首相は先週、銃規制が強化されるべきとコメントした。ハワード氏は20年前、TAS州で発生した銃乱射による多数死亡事件を受けて同法を導入した。

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