【メルボルン12日AAP】 VIC州政府は歴史的な法案を通過させ、重症のてんかん患者など特別な状況下にある人に対して医療用大麻の使用を可能にする最初の州となった。
同州政府は「2015医療用大麻使用法案」の可決を発表した。重症のてんかん小児患者を最初に、2017年初頭から医療用大麻の使用を可能にする。法案に伴って、安全で高品質の医療用大麻製品の州内での製造や供給、使用を可能にする法的枠組みを構築する。また、製造過程や臨床面の監視機関として医療用大麻事務所(OMC)も設立される。
ヘネシー州保健相は12日、州政府による小規模の大麻栽培トライアルが始まろうとしているとして、「子どもが苦しむ姿を見るのと法律違反の選択に悩む家族は、もうその必要はない」と話した。