【シドニー13日AAP】 NSW州の野党労働党のルーク・フォーリー党首は13日、ベアード州政権に対し、もっと教育に投資して新しい学校を建設しなければ、子ども達が地元の学校に入れないなど深刻な学校不足に陥ると警告した。
フォーリー党首は、小学校への入学希望者が激増し、許容量を超える学校が激増しているにもかかわらず、州政府は公有地を売りさばくことに躍起になっていると非難した。同党首はさらに、「シドニー西部のリドコム公立小学校は増え続ける生徒にプレハブ校舎で対応しているが、州政府は公有地のリドコム・モーター・レジストリーを開発業者に売却してしまった」と指摘した。
さらにフォーリー党首は、「公有地を新しい学校の建設に使わなければ、プレハブ教室を建てる費用はかさみ続け、一クラス当たりの人数も増加するだろう」と指摘した。一方、NSW州のピッコーリ教育相は、州政府がすでに10億ドルを新しい教室の建て増しおよび改装に、40億ドルを新しい学校の建築に投じていると反論した。