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シドニー西 4年前の大火災ビルで再び

【シドニー14日AAP】  シドニー西部バンクスタウンのアパートで14日午前3時ごろ、アパートの1階に入居するレストランから出火し、住民ら約200人が避難した。このビルでは2012年、火災で女性が5階から飛び降り死亡する事故が起きており、消防は火災報知機が適切に作動しなかった可能性があるとして調べを進めている。

火災はビル1階の「Rashay’s pizza」で発生し、消防に火災を知らせる自動通知装置は作動したが、多くの住民から「警報が鳴るのを聞かなかった」という声が上がっており、消防は2012年の事故の際も含め、建物内に警報を鳴らす装置が作動していなかった可能性があるとみている。

同ビルは2012年の火災後の調査で、スプリンクラーを設置する基準となる25メートルより、わずか10センチメートル低く設計されていたことが分かっており、適切な防火対策がなされていれば、死亡事故は防げたと指摘されていた。消防は防火対策としてこのようなビルにスプリンクラーを設置するよう呼びかけている。

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