【上海14日AAP】 中国を訪問中のターンブル首相は14日、上海のエキスポセンターで報道陣に対し、「両国民が互いの国を訪れ親しくなれば、互いを理解し合える」と述べ、オーストラリアに今後もより多くの中国人観光客を呼び込みたい考えを明らかにした。
昨年オーストラリアを訪れた中国人観光客は100万人以上に達し、約83億ドルの経済効果をもたらした。連邦政府の観光局と中華航空は、約600万ドルの広告および情報共有に関し合意しており、連邦政府は観光客を増やす刺激策を導入している。
刺激策の内容は、留学生のビザカテゴリーを8つから2つに削減し簡素化したほか、有効期限10年のビザの発効、および中国語表記のビザ申請書類など。また、中国の7億人のスマートフォン利用者を対象としたデジタル観光プロモーションを展開するという。