【ブリスベン10日AAP】 QLD工科大学の大学生が2013年、先住民族の学生のためのコンピュータールームを退出するよう命じられ、その後フェイスブック上で人種差別的な内容の発言をしたとして訴えられている事件で、もし裁判にもつれ込めば20万ドルの罰金が科せられることが明らかになった。
QLD工科大学の男子学生はフェイスブック上に、「予約されていない先住民族の学生用のコンピュータールームから蹴りだされた」とした上で、「大学は差別を差別で阻止しようとしている」と書き込んだ。その後、数人の学生が人種差別的な書き込みをしたとされている。
これを受けて男子学生に退出するよう促し、自身も先住民族出身である女性スタッフは、精神的苦痛で出勤出来なくなったとして、学生らを相手取り訴訟を起こした。専門家によると、訴訟を継続して裁判に持ち込んだ場合、学生らの支払う費用は20万ドルに上るとみられている。