【シドニー16日AAP】 グリーンズ(緑の党)は16日、今後の難民問題の解決策として、1年間で約4万人の難民を受け入れるとする新しい法案を議会に提出する。さらにマナス島とナウルの難民勾留施設の閉鎖とともに、1万人を技術者として受け入れるとしている。
新法案による5万人の難民受け入れ数は、オーストラリアで2014年~15年の一年間の受け入れ数よりも約2万6000人多い数となる。グリーンズのナターリ代表は、「援助を求めている人々に対し、背を向け閉じ込めておくという形で対応する必要はない」と述べた。
またグリーンズのハンソン=ヤング移民問題担当は、2つの勾留施設を閉鎖することで30億ドルの節約につながるとした上で、「2000人を勾留しておくには、莫大な金額だ」と指摘した。