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「首相として過ち」 アボット前首相

【シドニー23日AAP】   アボット前連邦首相は、党首選で敗れ退任に追い込まれた原因として一連の過ちがあったことを、自身の首相任期中の分析を述べた雑誌への執筆文で述べており、その一部をザ・オーストラリアン紙が掲載した。

その中で、「重要なことは正しく対応したが、小さなことで対応を誤ったものがある」とアボット前首相は認めている。誤りだった政策として、国会議員の海外出張でのファーストクラス利用特権の剥奪を慎重に対応するべきだったことや、エリザベス英女王の夫エジンバラ公にナイト爵位を与えたことは反発を予測すべきだったことなどを挙げた。

アボット政権が正しく対応した政策は、気候変動や同性婚、難民ボートの引き返しなどだったとした。

「今になって思えば、アボット政権の最大の問題点は、長期的な利益のために、短期的な痛みが必要なことを国民に納得してもらえなかったことだ」とした。

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