【キャンベラ26日AAP】 パプアニューギニア(PNG)の最高裁判所は26日、マナス島の難民収容所は憲法違反と決定した。ダットン移民相は、オーストラリアの国境防衛政策に変更はないという姿勢を見せている。
同最高裁判所はまた、PNG政府が昨年行った、オーストラリア政府との協定を合法とする憲法改正も違憲だとしている。最高裁の決定は同収容所の閉鎖を意味するという。
ダットン移民相は、「ボートでの違法入国者がオーストラリアに定住することはない」と述べた。さらに、マナス島収容所は前労働党政府とPNGが設立したとして、「難民申請が認められる場合はPNG内に定住、それ以外は自国に戻るべきだ」と述べた。
マールズ影の移民相は、密入国あっせん業者は政府の対応を監視しているとして、「ダットン移民相はPNG政府との緊急協議を設けるべき」と述べた。また、グリーンズ(緑の党)のハンソン・ヤング議員は、「オーストラリアが難民を受け入れるときが来た」とコメントした。