【シドニー27日AAP】 オーストラリアの研究グループはこのほど、オーストラリア人の一日の砂糖の平均的な摂取量について、調査結果を発表した。オーストラリア人の砂糖の平均摂取量は一日に約60グラムで、ティースプーンでは14杯分となることが分かった。
年齢別では、14~18歳の少年の摂取量が最も多く、一日にティースプーンで22杯分だった。また、2歳以上のオーストラリア人が、砂糖は一日のエネルギー摂取量の10%以下とするという世界保健機構(WHO)が推奨する分量を超えていた。
栄養士のスタントン博士は“最も危険なグループ”は若い男性だとして、成長のために食物が必要であるにもかかわらず、これを砂糖で補う悪い習慣に陥っていると指摘。また、砂糖税の導入や子供を対象とした宣伝の規制に加え、保護者らもお弁当は“サンドイッチと果物”に立ち返るべきとの考えを示した。