一般

ポートアーサー 襲撃20周年記念式

【ポートアーサー28日AAP】  TAS州の刑務所跡地ポートアーサーで28日、オーストラリア史上最も凶悪と言われる銃乱射事件の20周年行事が開催された。行事には35人の犠牲者の家族や友人のほか、当時就任して間もなかったハワード元首相やターンブル首相を含む500人が参列した。

事件は1996年4月28日、犯人のマーティン・ブライアントが単独でポートアーサーに向かい、事前に用意していた複数の銃で35人を無差別に殺害した。当時、ポートアーサーの広報担当だったヴィットーリさんは、「事件発生から約1時間後、アトランタのCNNから電話が入った」と当時を振り返った。

ヴィットーリさんはまた、10周年では多くの人がここへ戻って来る心の準備が出来ていなかったと述べ、20周年が公式行事となったことを喜んでいると話した。またターンブル首相は、「事件の教訓は、我々が引き継ぐべき遺産だ」と述べた。ブライアントはその後、終身刑の判決を受け服役している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら