【キャンベラ30日AAP】 オーストラリアの民間牧場経営会社「S・キッドマン」による中国企業への牧場売却計画を、ターンブル政権が拒否したことが明らかになった。ジョイス副首相は、この決定はオーストラリア市場が海外投資に対して閉鎖的と位置づけるものではないと述べた。
副首相の今回の声明は、 全国農民連盟(NFF)や労働党が「今回の決定は、中国などの外国投資家のオーストラリア市場への進出を停滞させるもの」と警告しているのに対応したもの。
ボーウェン影の財務相は、政府の決定を「今回の決定は無条件反射的な対応」で、外国投資家に不安と混乱を引き起こすと批判している。