【キャンベラ1日AAP】 連邦政府は3日の予算案発表で、2018年から3年間で教育に追加で12億ドルを計上する見通し。追加分は、Y1(小学1年)の子どもの読み書きや計算の基礎力チェックも含むとされる。
バーミンガム連邦教育相は1日、子ども100万人が読み書きで遅れをとる危険にあるとして、「学校に入って最初の数年で効率的に読めるようにならなければ、他分野でも後れをとる可能性が高く、学校自体が惨めな経験になる」と話した。
また、Y12(高校3年)課程終了の最低基準が設けられ、大学入学を希望する生徒は数学または科学のほかに、英語または人文科学科目を学ばなければならない。学校は、読み書きや算数の専門家を一定の割合数置く必要があり、教師の賃金も勤務年数でなく能力によって支払われるようになるという。
一方で野党労働党は、ゴンスキ教育改革のもと2018および2019年で教育分野に45億ドルを拠出するとしている。ターンブル首相はこれに対して、「連邦政府の提案は、税金を上げずに教育への追加予算が可能」と話した。