【キャンベラ5日AAP】 オーストラリア保安安全機構(ASIO)は、イラクやシリアでイスラム国(IS)の兵士として戦闘に参加したオーストラリア人について、死亡の確認が取れているだけでも50人に上ることを明らかにした。
ASIOのダンカン・ルイス事務総長によると、現在約110人のオーストラリア人がイラクやシリアでISの兵士として戦闘に参加しており、190人がオーストラリア国内からISに対し資金援助や徴兵活動を行っているという。
ルイス事務総長は、オーストラリア人のIS兵士の数はピークに達したという見方を示しており、志願者が減っていることや、家族によるサポートが、兵士の数が横ばいとなっている主な理由だという。さらに、過激派組織に反対するプログラムなども、若者たちを引き止める役割を果たしているとしている。