【ブリスベン7日AAP】 QLD州のスティーブン・マイルズ環境相は、減少傾向にあるコアラの頭数を保護するための専門委員会を設置することを発表した。
2015年8月にクイーンズランド大学が発表した研究報告書では、1996年から2014年にかけてクイーンズランド東南地域でコアラの頭数が80パーセントも減少した地域があることを示しており、今回の専門委員会の設置は「緊急問題」としてそれに対応したものになる。
委員会は科学者、都市計画設計家、地方自治体代表者で構成される予定だとし、科学者が頭数を増やすための調査をすることによって、 その場しのぎではない効率的な計画を立てることができるとマイルズ環境相は強調した。
また同環境相は、「前政府が行った都市開発によってコアラの頭数が減少した」とし、フェンスやプール、道路、犬がいる地域ではコアラは存続できないと述べた。