【メルボルン7日AAP】 5月8日の世界赤十字デーを迎え、オーストラリア赤十字社では「赤十字マーク・アプリ」を公開し、企業などに赤十字ロゴを誤用しないように呼びかけている。
オースラリア赤十字社のジュディ・スラタイヤーCEOは、「白地に赤い十字のマークは、戦争や紛争などで傷ついた人々を救護する人や施設を攻撃から守るための重要なもの」だとし、一般の病院や医薬品、企業の宣伝や商品などで誤用されるべきではないと指摘した。
同CEOは「故意でなくても赤十字マークが誤用されることによって、赤十字マークの本来の意味が希薄し、いざという時に命が損なわれる危険がある」と述べている。
赤十字マークは国際法や国内法で厳格に定められており、防衛大臣の許可なしに使用することは法律で禁止されている。