【キャンベラ10日AAP】 7月の連邦選挙を控えて与野党の支持率がきっ抗するなか、グリーンズ(緑の党)の議員が労働党との連合を示唆した。これを受けてショーテン労働党党首は、「労働党はいずれの党とも連合しない」と明言した。
労働党との連合についてグリーンズのアダム・バント議員は、「グリーンズは乗り気だ」と話して可能性を示唆した。これについてショーテン労働党党首は10日、タウンズビルのABCラジオで「バント議員は夢を見ている」と述べ、労働党は選挙で単独政権獲得を目指しており、他党との連合はないとした。
最新の世論調査の結果、保守連合政府と野党労働党の支持率は同等となっている。バント議員は「有権者はグリーンズの動きを知る権利がある」と話し、ショーテン党首は頑固だとした。
グリーンズのナタレ党首も「労働党より自由党を優先することはない」と主張しているが、労働党は、「グリーンズは自由党議員に勝つための選挙運動を真剣に行っていない」とこれを退けた。