【ブリスベン10日AAP】 QLD州議会に、同州で妊娠中絶を非犯罪化するよう求める法案が提出された。
法案を提出した無所属のロブ・パイン議員は、「現代の自由民主主義社会において、妊娠中絶を犯罪行為とみなすのは時代遅れでふさわしくない」と述べた。また、「妊娠した若い人が覚悟ができていず、家族や医師も妊娠継続を奨励しないのなら、若者が人生を無駄にするべきでない」と同議員は話した。パイン議員は同州での中絶の非犯罪化のみを求め、妊娠後期の中絶問題に関しては問題提起していない。
10日の同法案提出前、中絶に賛成するおよそ100人の人々が、パイン議員を支持して州議事堂の外に集まった。同法案は今後、州議会の保健委員会で検討される。与党の労働党が良心による投票を許可する意向を示している一方で、自由国民党はまず法律の制定を検討するとしている。