政治

オパールカード 料金引き上げの可能性

【シドニー10日AAP】   NSW州の独立価格規制裁定委員会(IPART)は、公共交通機関用スマートカード「オパールカード」の料金見直しを行った。

IPARTは、今後3年間で交通機関料金が年平均4.2%上昇する可能性をあげている。 オパールカードは現在、週8回以上の使用後に無料で交通機関を利用できるが、IPARTはこれを50%割引にするべきと奨励している。また、年金受給者用のゴールド・オパールカードを含み、1日の利用料上限を引き上げるよう提案した。IPARTのピーター・ボクソール委員長は、「ライトレールなど主要交通プロジェクトが進んで交通機関がより効率的になるに伴い、総経費は上昇し続ける」と話し、料金の値上げは必要と主張した。

シドニー西部のリバプールやパラマッタなどから市中心部に通勤した場合、2018年までに年間交通費が756ドル上昇すると予想される。州野党労働党の フォレイ党首は、「公共交通機関の利用を促すなかで、38~39%もの値上げは賢明な政策と言えない」と話し、料金の改正案を退けるよう州政府に要請し た。

新しい料金システムは7月1日から適用される。

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