【シドニー15日AAP】 ターンブル政権が5月の予算発表で、メディケアのリベート凍結の延長を表明したことについて 、医療サービスに卑劣な新税を導入するのに似た決定だと医師らから批判の声が上がっている。
オーストラリア医療協会は「診察業務を行う場所のレント代、スタッフの給料、医療設備や機器、補償保険などの支払いなど、年々料金は値上がりしている。医師は患者に自己負担してもらうしか選択肢がない」とし、政府の向こう4年間の凍結延長に反対する医師や患者から苦情が殺到しているという。
これに対し自由党のフライデンバーグ議員は「ターンブル政権のメディケアリベート政策は適正なバランスが取られており、バルクビル(自己負担)制度は過去最高率だと信じる」と述べ、メディケア予算は2020/21年度までに260億ドルに増加する見込みだとした。