【ブリスベン15日AAP】 QLD州がん協会は、同州で今後段階的に喫煙をなくしていくため、2001年以降に生まれた子どもの喫煙について全面禁止を提案した。
同州の大人の喫煙率は過去15年で30%から15%に減少した。ディック州保健相は、「明らかに、QLD州で喫煙は社会的に受け入れられなくなってきている」と話し、新たな法律がさらに喫煙者数を減少させるとして州がん協会との協議に意欲を見せた。一方で、特にゴールドコーストなど観光エリアでどう対処するかなど、検討の必要があると話した。
同州議会は先立って、バスやタクシー乗り場、屋外の歩行者モール、保育所周辺などでの喫煙を禁止する法案を可決させた。同州の老人介護施設でも自室での喫煙が初めて禁止され、住人は指定場所でのみ喫煙が許可されることになる。
州がん協会のジェフ・ダンCEOは、州政府の禁煙についての厳しい姿勢を称賛したうえで、段階的な全面禁煙に向けてさらなる努力が行えるかは疑問だとした。