【キャンベラ19日AAP】 今年4月の失業率が5.7%と前月から横ばいだったことを受け、連邦のモリソン財相はパートタイム労働者の増加とともに女性の職場復帰が顕著だとして、今後への好材料になるとの見方を示した。
19日に発表された統計では、4月の雇用者数が先月比で約1万800人増加しており、主にパートタイム労働者がこれを占めた。モリソン財相によると、昨年は女性の雇用が16万5000件に上り、雇用市場で最も大きい動きを見せたとしている。
また、4月はパートタイム雇用が2万件増加した一方、フルタイム雇用は9300件減少した。野党労働党のオコナー影の雇用相は、「フルタイム雇用を犠牲にして、パートタイム雇用を創り出している」と述べ、有権者に対し統計の数字にごまかされてはならないと訴えた。