政治

ハンソン氏 当選への最大のチャンスか

【ブリスベン24日AAP】   白豪主義的発言でしばしば批判を浴びてきた極右派のポーリン・ハンソン氏が、7月の連邦選挙でQLD州の上院議席を獲得する可能性があるという。

「ワンネーション党」の党首であるハンソン氏は、1998年にブリスベンで落選して以来、20年近くに渡って政界復帰に挑戦してきた。連邦政府による投票法の見直しと上下両院同時解散選挙によって、ハンソン氏にとって今回の選挙が最大のチャンスだと専門家は話す。QLD州の上院12議席のうち、10議席は自由国民党、労働党、グリーンズ(緑の党)が獲得すると予想されるが、残りの2議席は予測がつかないという。

チャンネル・ナインの番組「Today」で24日、ハンソン氏は当選について「密かに自信がある」と述べた。

QLD州グリフィス大学で政治学を担当するポール・ウィリアムズ講師は、ハンソン氏の当選は五分五分だと述べた。また、「選好順位投票ではハンソン氏を最後に選ぶ投票者がこれまでに多かったことから、ハンソン氏は第一位支持のみでの当選が可能だろう」と語った。

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