【ブリスベン28日AAP】 動物虐待防止協会(RSPCA)は28日から「飼い主としての責任感の強化キャンペーン」を実施しており、QLD州では25以上の地方自治体が賛同し、 キャンペーン中は動物診療所でペットの避妊手術の費用を割引する取り組みを行っている。
RSPCAの広報担当者は、「毎年RSPCAにはおよそ4万5000匹のペットが診察に連れて来られているが、その多くが避妊手術を受けていない」「QLD州だけでなく国内全土ではペットの過剰繁殖が起こっている」と述べた。
同キャンペーン主催者は、今回の取り組みでおよそ3万匹のペットが避妊手術を受けることを期待している。170の動物診療所では避妊手術費用を少なくとも20%引きにするという。
同州のマイルズ環境相は、「家周辺や国立公園に生息する野生動物を保護するためにも、飼い主には協力してほしい」と呼びかけた。