【QLD14日】 QLD州内のサンゴ礁は過去30年間で小規模のものから大規模のものまで、すべて減少していることが、ARCサンゴ礁協力センターによる調査で明らかになった。主に2016年と17年に悪化した白化現象による影響とみられている。
調査を率いたアンドレアス・ディツェル氏は「気温の上昇とグレート・バリア・リーフのサンゴの死滅や白化には、明らかに相関関係がある」と述べ、サンゴ礁の死滅は人間が引き起こした気候変動が主な要因との見方をあらためて示した。
ディツェル氏は「サンゴ礁の寿命をあと10~20年とみている科学者もいる」と述べる一方、現時点で断定することは難しいとした上で、サンゴ礁は状態が悪化する時期もあれば、回復する時期もあるとして、「回復は、大規模な白化やサイクロンのような被害が今後あるかどうかにもよる」と述べた。
ソース:abc.net.au=Great Barrier Reef coral halved by bleaching, climate change, report finds