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メルボルンで覆面デモ 乱闘に発展

【メルボルン30日AAP】   メルボルンで行われたイスラム反対主義者と人種差別反対主義者による抗議デモは、暴力的な大乱闘に発展した。抗議者の多くが覆面を被っていたことから、VIC州政府は、抗議集会での覆面着用を違法とする法の導入などを検討するとみられる。

参加者500人以上による28日の抗議活動は、路上やショッピングモールでの乱闘騒ぎに発展し、7人が逮捕された。

ネビル州警察相は30日、人々が平和的に抗議する権利を阻害しないとした上で、「週末の行為は、暴力や憎悪感を駆り立てる目的で故意に覆面を被ったもの」と述べた。州政府は、公衆イベントでの暴力に対する罰則の強化や、特定の抗議活動について事前に州警察と協議するようカウンシルに義務付けるなど、検討の意向を示している。

 

一方で州警察協会は、特定の問題について抗議するデモ参加者らに立ち退きを要請できる法律の復活を求めている。

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