【シドニー31日AAP】 シドニー西部オーバーンの評議員らが、自身や家族に利益をもたらすように開発計画を行った疑惑に関して、審問が開始した。申し立てのあった評議員には、自らの豪華結婚式で物議を醸したサリム・メハジャー元副市長も含まれる。
オーバーン・カウンシルは今月初め、NSW州政府によって周辺カウンシルと合併させられた。証人席には、新たに管理者として任命されたビブ・メイ氏が座った。
審問では、メハジャー元副市長が自身の結婚式のためにリッドコムの通りを閉鎖したことについて、カウンシルの対応が問われる。また、リッドコムでロニー・オウイック元市長が開発したアパートの建設承認などについても審理される。1月の嵐で屋根が吹き飛んだ同アパートは、著しい構造上欠陥があったことがわかった。カウンシルは同アパートを認証するべきでなかったとして、保険会社は損害賠償責任を拒んでいる。
州野党労働党のフォレイ党首は「オーバーンで起こった人的損失だ」と述べた。