【VIC14日】 メルボルンに拠点を置く研究グループが、国内で新型コロナウイルスに感染した人、および感染者に濃厚接触したにもかかわらず感染しなかった人に対し、ワクチン開発や今後の予防政策の研究に参加を呼び掛けていることが分かった。
ウォルター・アンド・エリザ研究所が実施する「The COVID PROFILE」調査では、ウイルスに感染した人や濃厚接触者の血液を採取し、ウイルスに対する免疫力やその長さについて研究を行う。研究では成人300人を対象に12か月間、定期的な血液採取や鼻腔や喉の拭き取り検査を行う。
研究を率いるミューラー教授は、新型コロナをめぐっては再感染があるのか、免疫効果がどの程度続くのかなど、以前として不透明だとした上で、「回復後に免疫力が働くことは分かっているが、これが消滅して再び感染することは十分あると考えている」と話し、より良い治療の発見につなげたいと期待感を示した。
ソース:news.com.au-Clinical study aims to better understand COVID-19 immunity