【パース1日AAP】 WA州のカーナボン地区で、毎年7月に開催される先住民らの文化や伝統を記念するNAIDOC週間の際、アボリジニの旗を掲揚しないことを決めたことについて、同州のバーネット州首相は「掲揚すべき」との考えをあらためて示した。
カーナボン地区のブランデンバーグ地区長は、先住民の旗を掲揚することがコミュニティの分裂につながるとの理由で、掲揚しない決定をした。これに対しバーネット州首相は、「州首相として旗を掲揚することを奨励する」と述べた。
さらに同首相は、「(旗の掲揚には)敬意を払う意味がある」、「多くのアボリジニの人々が暮らす地区として、法的拘束力はないかもしれないが州首相の方針に従ってもらいたい」と話した。また、旗の掲揚を拒否した場合には、何らかの措置がとられる可能性があることを示唆した。