【メルボルン2日AAP】 ジャックジャンパーと呼ばれる猛毒アリに噛まれたり刺されて、アレルギー症状を起こした患者を治療する専門病院がVIC州に開院した。同州内でこのような救急病院が開院するのは初めてとなる。
ジャックジャンパーの猛毒が体内に入ると、アナフィラキシーショックを起こす可能性があり、命を落とすこともあるという。また重いアレルギー症状を発症する場合もある。同病院ではこうしたアレルギー症状に対する免疫療法の提供や、救急措置により人命救助が可能となる。
オーストラリア国内ではこれまで、このような専門病院はTAS州にしかなかったが、VIC州では約500人以上がジャックジャンパーの猛毒によるアレルギー症状で苦しんでいると言われている。