【キャンベラ2日AAP】 連邦のピーター・ダットン移民相は、ナウルおよびマナス島に収容されている難民について、オーストラリア政府がカナダとの間で受け入れ交渉を行っているのではないかとの噂を否定した。
ダットン移民相は、オーストラリア政府がカナダ政府に対し、約1600人の難民の受け入れを打診しているとの報道について、全くそのようなことはないと否定した。さらに、できるだけ早急に収容所から難民らを移動させたいとの考えを示した上で、難民が再びボートで押し寄せて来ることのない方法を模索していると述べた。
ダットン移民相はさらに、これまで多くの国と受け入れについて会談してきたが合意には至らなかったとして、「一つ一つの国について、受け入れの可能性の有無を述べるつもりはない」と述べた。また、「正式な決定がなされた場合には、政府から発表する」と話した。