【シドニー3日AAP】 オーストラリア連邦裁判所はスーパーマーケット大手ウールワースに対し、洗濯用洗剤の生産計画および価格カルテルに関わったとして900万ドルの罰金の支払いを命じた。同事件ではコルゲート・パルモリブが今年4月、1800万ドルの支払いを命じられている。
オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)のシムズ会長は、「競争法違反罪の従犯に対する罰金としては最も大きなペナルティだ」と述べた。また連邦裁判所のジャゴ裁判官は、「処罰の重さが、違反の重大さを示している」と話した。
ACCCは洗剤メーカーのコルゲート・パルモリブ、PZカッソンズ、ユニリーバが、2009年初めにウルトラ・コンセントレート洗剤だけを市場に出回らせるよう、通常のコンセントレート洗剤の供給を見合わせることなどを申し合わせたとして、2013年に連邦裁判所に提訴していた。