【パース9日AAP】 WA州キャニング地区から選出のアンドリュー・ヘイスティ議員が、オーストラリア国防軍(ADF)の訓練服を着用した写真を使用していた問題で、同議員はADFが写真を取り下げるよう求めたにもかかわらず応じなかったとして、予備役軍人の登録から除名されたことが分かった。
問題となったポスターは、「もう政治家はいらない」のスローガンと共に、同議員の妻と誕生したばかりの息子ジョナサンちゃんが迷彩服を着て抱かれた姿が写っている。ADFは予備役軍人も含め、制服を着用して政治活動に従事することを禁止しており、これについてADFは軍として政治と関わらない方針を明確にするためと説明している。
ヘイスティ議員はラジオ番組に出演し、「自分のリーダーとしての経験はADFで過ごした13年間で培ったことを知ってもらうため」とコメント。さらに「連邦の議員として、軍ではなくキャニングの人たちの声に耳を傾けることに決めた」と話した。同じくWA州出身のコーマン財相は、ヘイスティ議員を支持する姿勢を示している。