【キャンベラ11日AAP】 7月2日の総選挙を控え、選挙戦は6週目を迎えた。各党党首らは、ロングウィークエンドも休まず選挙キャンペーンで各都市を訪問し、支持を呼びかけるとみられる。
ターンブル首相は10日夜、QLD州ロングマンで行われた“パブで政治を”と題するイベントに参加。11日には同州サンシャイン・コースト地区を訪問する。また野党労働党のショーテン党首は同日、シドニーでキャンペーンを行う予定だ。
最新の世論調査では、依然として連合与党と野党が互角で接戦となっている。また首相としての支持率では、現職のターンブル首相がショーテン党首を10%以上リードしているものの、それぞれの仕事ぶりに関する満足度ではターンブル首相が28.3%、ショーテン党首が27.5%にとどまっている。
政策ごとの支持率では、保健医療および教育への資金の増額を支持する人が69.5%だったのに対し、法人税減税を支持する人は30.5%。さらに国境警備と経済政策では連合与党を支持する人のほうが多く、保健医療と教育政策では野党労働党を支持する人が多い結果となっている。