【ブリスベン11日AAP】 QLD州のイベット・ダス司法長官は、同州での飲酒絡みの暴力事件の増加を防止するため、あらかじめミックスしたタイプやショットグラスで提供するアルコール度数の高い飲み物の販売は、7月1日から深夜0時以降禁止することを発表した。
これにより、アルコールの吸収が早く酔いやすい「ゼリー・ショット」や「ボム(爆弾)」などを含めた45ミリリットル以上の蒸留酒や混成酒のほか、アルコール度数が5%以上および基準飲酒量2杯以上のプレミックスのドリンクは、深夜0時から販売及び提供が禁止となる。
カクテルは深夜以降も購入可能となるが、早く飲めないタイプのメニューに書かれているものに限り、値下げして販売しないことが条件となっている。
ダス司法長官のスポークスマンは、「国内外の事例を参考にし、深夜以降の酒類販売の制限は、飲酒絡みの暴力事件の発生率低下に有効だと確信している」と述べた。