【キャンベラ14日AAP】 14日、連邦選挙の早期投票が開始した。2013年の選挙では有権者のおよそ27%に当たる370万人以上が早期投票をしたことから、今回も7月2日の選挙日前におよそ400万人が投票に臨むと予想される。
与野党ともすでに選挙公約の半分以上を明らかにしており、今後は自党の前向きなメッセージと他党の批判に徹するとみられる。
早期投票は与党保守連合が有利になる傾向がある。このため野党労働党は、できる限り多くの早期投票所に担当者を配置して、優先順位付けで自由党や国民党よりもグリーンズ(緑の党)や他の革新政党を選好するよう呼び掛けている。グリーンズは13日、労働党を選好する意向を明らかにした。一方でターンブル連邦首相は、グリーンズを最後に選好するよう自由党議員に指示を出した。
グリーンズは、「労働党と保守連合はスーパーマーケットのコールズとウールワースのように、非主要政党を締め出そうとしている」とコメントした。