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失業率5.7%で横ばい 与党は満足

【キャンベラ16日AAP】  今年5月の失業率が16日、発表された。3カ月連続で横ばいの5.7%となり、“雇用と経済成長”を主な選挙スローガンとして掲げるターンブル政権にとっては満足な結果となった。今回発表された失業率は、7月の総選挙前に発表される最後の主な経済指標となる。

発表によると5月に新たに雇用された人の数は1万7900人で、この多くがパートタイム労働者だった。エコノミストによれば、今後の情勢を見極めるため企業が選挙後までフルタイムの雇用を控えた結果、パートタイム労働者が増加したという。

現政権にとっては安堵の結果となったが、ターンブル首相は「良好な経済状況や雇用情勢がいつまでも続くわけではない」と慎重な姿勢を示した。一方、野党のオコナー影の雇用相は、「連合与党は製造業を支えることに失敗した」と述べ、製造業の雇用情勢に懸念が残るとしている。

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