【シドニー16日AAP】 オーストラリア保険カウンシル(ICA)によると、今月初めにQLD州、NSW州、VIC州、およびTAS州を襲った大嵐による被害総額が、当初の予想を大幅に上回る2億3500万ドルに達しているという。保険請求件数は3万2000件に上っている。
ICAのロブ・ウェランCEOによると、保険請求の4分の3は強風や大雨の際によく見られる家屋の被害が占めている一方で、なかには被害が深刻で家屋が居住出来る状態ではないケースもあるという。
大雨、強風、高潮などが東沿岸を襲った結果、沿岸部の侵食被害が拡大したほか、TAS州では大きな洪水被害に見舞われた。ICAは先週、この嵐による被害総額を約3800万ドルと見積もっていたが、ここ1週間で大幅に跳ね上がっている。