【シドニー17日AAP】 NSW州では18日にかけて、再び大雨が予想されている。今月初めの荒れた天気により土壌侵食の被害が深刻なシドニー北部のノーザン・ビーチ地区では、18日夜半に一時間に100ミリ近くの雨が予想されており、被害の拡大が懸念されている。
前回の大雨による被害が最も大きかったコラロイ・ビーチ近くの住宅に住むギャリー・シルクさんは、雨が降り始めるまで家の補強作業を続けるとしており、「豪雨にならないことを祈るだけ」と話した。
同地区の住宅では電気や水道のインフラにも影響が出ているが、避難を続ける住民たちはキャンプのような状態でも帰宅を検討しているという。
NSW州緊急サービス(SES)のニュートン氏は、さらなる降雨によって沿岸部では鉄砲水が発生する危険性があるとしているが、前回の大雨や強風ほどひどい状況にはならないと予測している。ニュートン氏は、「外出を控え、出来るだけ屋内で過ごして欲しい」と呼びかけている。