【キャンベラ18日AAP】 総選挙まで残すところあと2週間、選挙キャンペーンは6週目を終えた。期日前投票を行う人の数は、少なくとも400万人に上るとみられており、与野党が正式な政策内容を発表する前に、国民はすでに選挙に“飽き飽きしている”ようだ。
最新の調査では労働党が支持率でわずかにリードしているが、専門家らは過去の例から、議席を奪って政権を取り戻すには、“変革”を求める相当に大きな流れが必要だとしている。またこの点について野党労働党のショーテン党首は、国民に強いインパクトを残せないまま3年の任期が経過してしまったと指摘する。
労働党のわずかなリードも、現在の予想では11議席を増やすだけとなり、政権の交代に必要な議席には届かない。メディアの関心が、ターンブル首相はアボット前首相に大臣など要職を与えるのか、労働党の新しい党首候補は誰かなど、選挙後の人事に移るのも時間の問題とみられている。