【キャンベラ19日AAP】 野党労働党のショーテン党首は、連邦政府がメディケアを民営化しようとしているとして、来月の選挙はメディケアの将来がかかった投票になると述べた。ターンブル首相は即座に、「途方もなく厚かましい虚偽」とこれを否定した。
論争は、ボーウェン影の財務相が記者クラブで2009年、「人的サービス省と民間部門との連携が議題に度々あげられる」と話すビデオの流出による。労働党はまた、同党のボブ・ホーク元連邦首相が、「政府はメディケア民営化に向けて特別委員会を設立した」と非難する内容を、選挙キャンペーンで特徴付けた。
これについてターンブル首相は19日、保守連合はメディケアを民営化しないと断言した。コーマン予算相も「今回の選挙がメディケアの将来を問う投票であるのなら、国民は保守連合を支持するだろう」と述べた。また、虚偽に基づいた状況をホーク氏に増進させたとして、ショーテン氏を批判した。