【シドニー22日AAP】 シドニー西部の街パラマタを流れるパラマタ川について、地元の団体は22日、2025年までに産業排水による汚染を除去し、川で泳げるほどの水質まで改善する方針を明らかにした。パラマタ川では、産業排水による汚染が過去数十年間にわたり問題となっていた。
ライド地区の市長で、パラマタ川地区グループ会長でもあるジェローム・ラグゼール氏は、「川を綺麗にすることで、生物の多様性を取り戻すだけでなく、不動産価値の上昇やビジネスチャンスを作り出し、経済効果を生むことも期待出来る」と話した。
またNSW州の環境保護当局は同日、シドニー・ウォーターが昨年6月、370キロリットルの未処理汚水をパラマタ川に流した事故の賠償として、同社がパラマタ川地区グループに20万ドルを支払うことを発表した。