【パース22日AAP】 先月と今月、WA州で立て続けに起きたサメによる襲撃事故で、被害者を襲撃したとみられるサメがいずれも殺処分されたことについて、多くの人がこれを支持していないことが最新の調査で明らかになった。
シドニー大学で公共政策科目を担当するクリストファー・ネフ教授らは、パースに住む600人を対象に調査を実施した。同調査ではサメによる襲撃事故が起きた場合、サメを殺すことはせず、命を奪わない方法による解決を望んでいることが分かった。
グリーンズ(緑の党)のマクラーレン議員は、5月31日にサーファーの男性を襲ったサメは、ドラムラインと呼ばれる捕獲用の網にかかった後、死ぬまでに3時間以上もかかったと説明し、さらに胃の中身については全く調査されなかったとして、州政府の対応を非難した。