【キャンベラ24日AAP】 ターンブル首相は、7月2日の総選挙で保守連合が勝利した場合、年内に同性婚の合法化を問う国民選挙を実施する方針を明らかにしており、これについて国民投票で合法化支持が上回った場合には、同法案がスムーズに議会を通過するとの見解を示した。
同首相は、モリソン財相を例に挙げ、同性婚には反対だが国民投票で合法化の支持派が勝利すればこれを支持する議員がいることを示唆した上で、「私は同僚をよく理解している」、「法案は問題なく議会を通過するだろう」と述べた。
また、国民投票を行うことで、同性愛者に対する嫌悪的な見方をあおるのではないかと懸念する声が上がっていることについては、先住民の存在について憲法に明記すべきかを問う国民投票の議論では、このような懸念はなかったとして、同性婚に関しても「敬意を払いながら議論を進めることは可能だ」と話した。