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トルコ空港テロ 豪外相「断固許さず」

【キャンベラ29日AAP】  連邦のビショップ外相は、28日にトルコの首都イスタンブールのアタチュルク国際空港で発生した自爆テロ事件について、「断固として許せない」と述べ、強く批判した。同事件では少なくとも30人以上が死亡し、10人以上の負傷者が出たとみられている。

ターンブル首相は事件発生後、オーストラリア国民に向け、「このような時にこそ団結し、我々が暮らす多文化社会は、互いへの敬意を基礎としていることを思い出そう」と呼びかけた。同首相はまた、「トルコは第一次世界大戦でアンザック軍が参加したガリポリの戦いが起きた場所でもあり、オーストラリア国民にとって親しみが深い国だ」と述べた。

ビショップ外相は、イスタンブールに駐在するオーストラリア領事館の職員らの調べで、オーストラリア人が事件に巻き込まれたという情報はないとしている。また、政府は国民に対しイスタンブールへの渡航を控えるよう呼びかけた。イスタンブールにいるオーストラリア人は約280人とされているが、ビショップ外相は実際の人数はこれを大きく上回るとの見解を示している。

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